日本発祥!お馴染みのアレに期待皆様こんにちは!
獣医師の青木です。 今年のGW … コロナウイルス感染対策 のため、皆様も自粛生活を送っておられることと思います。 ここはマイナスな面ばかりに目を向けるのではなく、愛犬、愛猫、その他の一緒に暮らされている動物たちと一緒にいる時間が増える、とプラスに考えて生活したいものですね。 ともあれ、新型コロナウイルスの猛威はとどまるどころか、第2波の感染情報も飛び交っています。 マイクロソフト社のビルゲイツ氏は、この新型コロナウイルスに対する治療薬やワクチン開発のために2億5000万ドル(約270億円)を超える資金を拠出され、今はいくつか開発されている段階とのことです。 そんな中、既存の薬剤が新型コロナウイルス抑制に効果があるかも、との報告があります。 イベルメクチンと呼ばれる駆虫薬です。 今ではすっかりワンちゃんのフィラリア予防薬でお馴染みの方が多いとは思います。 北里大学の大村博士が発見した菌の産生する化学物質「エバーメクチン」が、寄生虫を減らすことを突き止め、動物の駆虫薬「イベルメクチン」として実用化されたものです。 発展途上国で蔓延し、失明などの視覚障害を引き起こすオンコセルカ症の特効薬としても提供されています。 そのような取り組みから大村博士がノーベル賞を受賞したのは記憶に新しいかと思います。 この駆虫薬が、なんと新型コロナウイルスにも効果を発揮するかもしれないと期待されています。 ウイルスが動物や人体内で増殖する過程で、ウイルスがRNAというパターンの場合、細胞の核内にウイルス(タンパク)が移動する必要があります。 この時、分子インポーチンというタンパクを利用するのですが、これをイベルメクチンが阻止して核内へ移動させなくさせるというものです。 RNAのタイプであるウイルスは新型コロナウイルスに加え、他にHIV(ヒトエイズウイルス)、デング熱ウイルスなどがあり、タイではデング熱ウイルス感染者に対して使用する研究が進められています。 以前に猛威を振るったSARSコロナウイルスは分子インポーチンを利用している可能性が示されており、今回の新型コロナウイルスも同様のメカニズムを持つであろうと予想されています。 オーストラリアのモナッシュ大学では試験管試験が行われました。 結果は1回量のイベルメクチンで同ウイルスの複製を48時間以内に止めることができたとのことです。 臨床試験はまだ進んでいないので、この研究も是非とも前進してほしいと、強く感じました。 今度愛犬にフィラリア薬をあげる際には、少しでもいいのでこの話を思い出してみてください! 一応ざっくりとした説明しかしていないので、詳細は以下を参考にしてみてください。 参考文献 https://www.monash.edu/news/articles/coronavirus-fight-possible-covid-19-drug-identified-by-scientists https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0166354220302011?via%3Dihub |