はせ動物病院 トリミング ペットホテル 徳島県板野郡北島町鯛浜大西100-3


動物のコロナウイルス

こんにちは、獣医師の青木です。
今年は際立って寒さの厳しい日が少なく、もう3月を迎えました。
フィラリアのお薬やワクチン接種の時期ですが、初めてでも大歓迎なのでいつでもいらしてください。まずは健診という方でもお気軽に来ていただければと思います。エキゾチック動物も受け付けております!

さて、全国規模で拡大しているコロナウイルスに関してです。
小中学生の登校規制や某有名チェーン店でのマスクの高値販売など、さまざまなニュースが出ておりますが、ここは動物病院らしく、「動物のコロナウイルス」に焦点を当てたいと思います。

香港で、ある女性の飼育している老犬の鼻と口の材料に新型コロナウイルス感染の弱い陽性反応がみられたということで話題になりました。これがウイルスの付着によるものか、感染なのかを調べるため、その後のウイルスの存在を追跡。複数回の弱陽性反応が出たことから、香港漁農自然護理署(AFCD)は犬が「低レベルの感染」をしていると結論しました。同時にこの所見は大学や国際獣疫事務局(OIE)の専門家たちによっても確認され、「人間から動物への感染例の可能性が高い」とされました。

基本的に、動物と人間ではかかるウイルスの構造が違うため、両者の間ではやるということは極めて可能性が低いとされてきた(鳥インフルエンザなどの話は割愛します)だけに、当惑する出来事です。

ですがみなさん、日本臨床獣医学フォーラムでは飼い犬においてどのような対応ができるのか、正しい情報をネット上に掲載していますので、併せて確認してみてください。
香港政府は「現時点でペットがウイルスを媒介するというデータはない」と強調しています。

そもそもPCR検査では確定診断が難しく、今回の感染例も2件と少なすぎます。この結果からはどのようにして犬に感染が起こったかを確認するのは非常に困難との結論に至っています(老齢の犬に起こりうることなのか、など)。中国のように多くの感染者がいる場所でも、犬から病気をもらったという報告はされていません。これも踏まえ、日本では飼い犬への対応として、自分たち人間の場合ならどうするかを考えて当てはめてみましょう。

外出を避ける、外に出るのも家の周りだけにする、人混みには連れて行かない、他の犬との接触を避けるためドッグランも利用しないことで、用がなければ自宅にいるのが無難だと思われます。

幸い、犬が健康を害することはなく、隔離しておけば自然に感染はなくなるものと考えられます。犬を邪険に扱ったり、過剰に恐れることなく、自然に接しましょう。

参考
http://www.jbvp.org/